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竹原・三原

Takehara, Mihara

竹原、三原の観光におすすめスポット

観光地や名物をピックアップ!

竹原 三原 観光ガイド

竹原・三原の観光・旅行 Info

広島県の瀬戸内海側に位置する竹原市三原市は、江戸時代の面影が残る町並みや、自然と歴史を感じられる観光地が点在しています。落ち着いた旅を楽しみたい方にぴったりのエリアです。

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竹原市のおすすめ観光地

竹原町並み保存地区

安芸の小京都」と呼ばれる歴史情緒あふれるエリア。江戸時代に栄えた町並みが保存されており、白壁の商家や伝統的な建築が並びます。散策しながら風情ある町の空気を味わえます。

重要文化財 棗堂(ぞうどう)

町並み保存地区の中でも特に美しい町家建築の一つ。格式ある武家屋敷の趣が感じられます。

竹原市歴史民俗資料館

竹原の歴史や塩田産業について学べる施設です。塩づくりの道具や昔の暮らしに使われていた品々が展示されており、郷土の歩みに触れることができます。

道の駅たけはら

地域の特産品を購入できる観光拠点。地元の食材を使ったグルメや土産品が豊富に揃っています。

たけはら海の駅・忠海港

大久野島(うさぎ島)へのフェリーターミナルがある港。観光船も出航しており、海を身近に感じられるエリアです。

大久野島(うさぎ島)

島全体に約500羽以上の野生のウサギが生息しており、「うさぎの楽園」として国内外から人気を集めています。散策しながらウサギと触れ合う癒しの時間を過ごせます。

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三原市のおすすめ観光地

三原城跡

浮城(うきしろ)とも称された、瀬戸内海に面した戦国時代の名城跡。新幹線のホームからも一部が見える珍しい立地です。石垣や堀が整備され、歴史を感じることができます。

佛通寺(ぶっつうじ)

全国的にも知られる臨済宗の古刹。紅葉の名所としても有名で、秋には多くの参拝者で賑わいます。静かで荘厳な空間が広がります。

三原港

瀬戸内海の多島美を満喫できるフェリーターミナル。佐木島因島などへの定期航路が発着し、島旅の玄関口にもなっています。

佐木島

のどかな自然が広がる小さな島。自転車でのんびり島内を巡ることができ、瀬戸内の風景と島の暮らしにふれる旅が楽しめます。

筆影山(ふでかげやま)・竜王山

標高300m弱の山からは、瀬戸内海の多島美を一望できる絶景ポイント。ドライブやハイキングに人気です。

竹原・三原のグルメガイド

竹原市と三原市は、瀬戸内海に面した風光明媚な街で、歴史と文化が息づく観光地として知られています。この地域には、地元ならではの味覚や工芸品が多く存在し、旅行者にとって魅力的なお土産やグルメが満載です。

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竹原市の名産品とグルメ

名産品

竹原の地酒(特に「竹鶴酒造」)

竹原は「酒のまち」としても知られ、竹鶴酒造はその代表的存在です。創業以来続く伝統の酒造りで、純米酒や吟醸酒などが人気。ウイスキーで有名な「ニッカウヰスキー」の創業者・竹鶴政孝の実家でもあります。

塩(竹原の塩田跡が名残)

江戸時代、竹原は塩の生産地として栄えました。現在でも、伝統を生かした製法で作られた塩が販売されています。

竹細工・木工品

竹原の名前のとおり、竹を使った工芸品や日用品が昔から作られており、お土産に人気です。

ローカルフード

たけはら焼き

お好み焼きに似たローカルグルメで、広島風に近いが、竹原独自のアレンジが加えられています。地元でしか味わえない一品です。

魚介類

瀬戸内海に面する竹原は、鯛やアナゴ、カキなどの海産物が豊富。寿司や海鮮丼として地元でも人気です。

人気のレストラン・カフェ

ほり川

竹原町並み保存地区にある人気のお好み焼き店。築150年以上の古民家で、風情ある空間と美味しい「たけはら焼き」を楽しめます。

COCO CAFE

町並み保存地区にあるおしゃれなカフェ。竹細工があしらわれたインテリアと、自家焙煎コーヒーが人気です。

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三原市の名産品とグルメ

名産品

三原だるま

縁起物の郷土工芸品で、独特の表情と色合いが特徴です。開運や商売繁盛の願いを込めたお土産におすすめです。

タコ加工品(干物・煮ダコなど)

三原は「タコの町」として有名。地元で水揚げされたタコを使った加工品は、旨味が凝縮された逸品です。

ローカルフード

たこ飯

三原市の代表的郷土料理で、炊き込みご飯に地元産のタコをふんだんに使用。柔らかく煮込まれたタコの旨味がご飯全体に染み渡る一品です。

たこ天・たこ焼き

道の駅などでは、地元の新鮮なタコを使ったたこ天(天ぷら)やたこ焼きも楽しめます。

人気のレストラン・食事処

割烹 三原亭

地元の新鮮な魚介を使った料理が味わえる老舗。タコ料理や旬の刺身を贅沢に堪能できます。

みはら食堂

三原港近くにある大衆食堂。たこ天定食や海鮮丼がリーズナブルな価格で楽しめ、地元客からも愛されています。

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おすすめのお土産

竹原の酒(竹鶴)

地元産の米と水を使用した香り高い日本酒は、旅行のお土産にも最適です。

三原だるま

縁起物として家族や友人へのプレゼントにも喜ばれます。

たこ加工品

三原の煮ダコやたこせんべい、タコの燻製など、持ち帰りやすく味も抜群のお土産です。

竹細工の雑貨

コースター、箸、弁当箱など、実用的で美しい竹細工は自分用にもおすすめです。

竹原・三原の季節の祭り・イベント

広島県南部に位置する竹原市と三原市は、それぞれに歴史と文化を受け継ぐ街であり、地元ならではの祭りや伝統行事が今も盛んに行われています。ここでは旅行者にもおすすめの主要なイベントをご紹介します。

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竹原市の主な祭り・イベント

憧憬の路(しょうけいのみち)

毎年10月下旬の週末に、竹原町並み保存地区で開催される幻想的なイベントです。町並みに約5,000本の竹灯籠が灯され、訪れる人々を幻想的な世界へと誘います。地元の住民や学生が手作りした灯籠や飾りつけが並び、町全体がやさしい光に包まれる様子は、非常に印象的です。

賀茂川花火大会

夏に開催される花火大会で、竹原市中心部を流れる賀茂川沿いで行われます。地元の人々だけでなく、多くの観光客が訪れ、浴衣姿で夜空に打ち上がる花火を楽しみます。屋台も多く出店し、夏の風物詩として親しまれています。

たけはら憧憬シネマ

竹原町並み保存地区を舞台にした映画やドラマにちなんだ催しも定期的に行われており、観光とエンターテインメントが融合した地域イベントとして注目されています。

特徴的な文化

竹原市は「安芸の小京都」とも呼ばれ、町家や白壁の伝統的な建物群が保存されている地域です。祭りやイベントもこの風情ある景観を生かしたものが多く、歴史ある町並みと調和した催しが特徴です。

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三原市の主な祭り・イベント

三原やっさ祭り

8月第2週末に開催される三原最大の夏祭りです。「やっさやっさ」のかけ声とともに、踊り手たちが市内を練り歩く伝統の祭りで、約400年の歴史を誇ります。やっさ踊りのパレードのほか、花火大会や出店などもあり、多くの観光客で賑わいます。

三原神明市(だるま市)

毎年2月の第2金曜から3日間行われる、三原の冬の風物詩ともいえる市(いち)です。約400年前から続く伝統行事で、全国から縁起物の「三原だるま」を求めて多くの参拝客が訪れます。市内の中心部には露店が並び、だるまだけでなく地元名物も味わえる賑やかなイベントです。

三原港まつり

三原港を中心に行われるイベントで、タコをテーマにした催しや、地元の漁業や産業を紹介するブースなどが並びます。家族連れに人気の地元密着型のイベントです。

特徴的な文化

三原市は「タコの町」として全国に知られています。祭りやイベントの中にもタコにまつわるモチーフや料理が多く登場し、町全体でその文化を発信しています。また、歴史的には三原城跡を中心とする城下町としての側面もあり、武家文化と商人文化が交差する町でもあります。

竹原・三原の気温・天候

竹原市・三原市はともに瀬戸内海沿岸に位置しており、温暖で比較的雨の少ない「瀬戸内気候」に属しています。年間を通じて穏やかな天候の日が多く、旅行しやすい気候といえるでしょう。以下では、春・梅雨・夏・秋・冬のそれぞれの気候について詳しくご紹介します。

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春(3月~5月)

気温と気候

春は3月頃から気温が徐々に上昇し、4月には桜が満開となります。日中は過ごしやすい陽気が続き、平均気温は10〜18℃程度です。5月には20℃を超える日もあり、行楽に最適な季節となります。

特徴的な事柄

晴天が多く、竹原の町並み保存地区や三原城跡公園など、屋外観光にぴったりです。桜の名所も多く、地元住民や観光客でにぎわいます。

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梅雨(6月中旬~7月中旬)

気温と気候

梅雨の時期には湿度が高く、蒸し暑さを感じる日もあります。平均気温は20〜26℃前後で、日によっては夏日となることもあります。降水量は一気に増加し、月間100mm〜200mm程度の雨が降ります。

特徴的な事柄

この地域では集中豪雨による河川の増水や土砂災害に注意が必要です。また、室内観光(博物館や資料館など)を中心に行動計画を立てるのがおすすめです。

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夏(7月下旬~9月中旬)

気温と気候

暑さが厳しい季節で、日中の最高気温は30℃を超える日が多くなります。夜でも25℃前後の熱帯夜が続くことがあり、湿度も高いため蒸し暑く感じられます。

特徴的な事柄

瀬戸内海に面しているため、比較的風通しはよいものの、日差しは強く、熱中症対策が欠かせません。また、台風がこの時期に接近・上陸することがあるため、事前の天気情報の確認が重要です。

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秋(9月下旬~11月)

気温と気候

涼しく快適な季節で、気温は9月後半から少しずつ下がり、10月には20℃前後11月には15℃以下となります。空気も乾燥しており、過ごしやすい日が多いです。

特徴的な事柄

観光やハイキングに適した時期であり、紅葉の名所や歴史的建造物巡りが人気を集めます。秋の味覚(地元産の果物や魚介類)も豊富で、グルメ旅行にも最適です。

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冬(12月~2月)

気温と気候

冬は比較的温暖で、最低気温が0℃前後、最高気温は7〜10℃程度です。雪はあまり降らず、積雪もまれです。ただし、内陸部ではまれに冷え込みが強まる日もあります。

特徴的な事柄

寒さはあるものの、晴天が多いのが特徴で、冬季でも観光しやすい環境です。年末年始には神社や寺院への初詣など、地域の文化に触れる行事も楽しめます。

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気象災害や台風について

台風の影響

竹原市・三原市は台風の通り道になることもあり、特に夏から初秋(8〜9月)にかけては注意が必要です。海沿いの地域では高潮や強風の影響を受けやすいため、旅行前には天気予報を確認しましょう。

雨に関する注意

梅雨時期と台風シーズンには、短時間に大量の雨が降る「ゲリラ豪雨」も発生することがあります。屋外観光を予定している場合は、折りたたみ傘やレインコートの持参をおすすめします。

竹原・三原へのアクセス

竹原市・三原市は、いずれも広島県の東部に位置しており、新幹線や在来線、車、フェリーなど多彩な交通手段を利用してアクセス可能です。特に観光に便利なアクセス方法を中心にご説明いたします。

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鉄道でのアクセス

新幹線を利用する場合

三原駅は、山陽新幹線の停車駅であり、広島や岡山方面からのアクセスが非常に便利です。

在来線(JR呉線・山陽本線)を利用する場合

竹原市はJR呉線の竹原駅が中心駅となります。三原から竹原へは在来線(JR呉線)での接続が可能です。

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飛行機でのアクセス

広島空港を利用する場合

広島空港は竹原市・三原市から近く、空路でのアクセスにも便利です。

国内主要都市(東京・札幌・那覇など)からの定期便が運航しており、空港からの移動もスムーズです。

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自動車でのアクセス

山陽自動車道を利用する場合

山陽自動車道を利用すれば、車でのアクセスも便利です。観光スポット間の移動にも適しています。

おすすめのインターチェンジ

・竹原方面へは河内ICまたは本郷ICが便利です。
・三原方面へは三原久井ICまたは本郷ICが適しています。

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フェリーでのアクセス

竹原市からは、瀬戸内海の島々(大久野島など)へのフェリーも運航しています。三原港からも離島行きの船があります。

竹原・三原の移動手段

竹原市および三原市は、コンパクトな街づくりがされており、観光地が比較的近くにまとまっています。移動手段は鉄道、バス、タクシー、レンタカー、自転車など、用途に応じて多様な選択肢があります。

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鉄道による移動

JR呉線・JR山陽本線の活用

竹原駅三原駅を基点とした移動には、JRの在来線が便利です。

ただし本数は1時間に1~2本程度と限られているため、時刻表の事前確認をおすすめします。

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バスによる移動

芸陽バスや中国バスの利用

市内や周辺エリアを結ぶ路線バスが運行しており、観光スポットへのアクセスにも役立ちます。

平日の通勤時間帯は本数が多いですが、休日や時間帯によっては運行が少ないため、事前に確認しましょう。

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タクシーによる移動

竹原駅・三原駅周辺にはタクシー乗り場があり、観光や駅からの移動手段として気軽に利用できます。

利用シーン例

・時間を気にせず観光したいとき
・バスの運行がない時間帯に移動したいとき
・複数人での移動や大きな荷物がある場合にも便利です。

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レンタカーによる移動

車での移動を希望する方には駅前のレンタカーが便利です。市街地から離れた観光地や、複数の観光地を効率よく回るのに適しています。

瀬戸内海沿いを走るドライブコースも楽しめるため、日帰り観光+温泉・島巡りなどにも活用できます。

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自転車・レンタサイクル

観光地巡りに最適な自転車

竹原市・三原市ともに、自転車での移動が可能です。観光協会や駅周辺でレンタサイクルを提供しており、気軽に街並みや自然を楽しめます。

道幅が比較的広く、交通量も多くないため、サイクリング初心者にも安心です。

竹原・三原の観光コース

1日目:竹原市の歴史と文化に触れるコース

午前:竹原町並み保存地区の散策

竹原町並み保存地区では、江戸時代からの町人文化の息吹が今も残る街並みを歩いて楽しめます。白壁の土蔵や格子窓の商家など、歴史ある建物が続きます。

見どころ:

昼食:町並み地区周辺の古民家カフェで食事

カフェ・ほり川など、町屋を改装したおしゃれなカフェで、地元食材を使ったランチやスイーツを楽しめます。

午後:忠海エリアで自然と癒しを体験

忠海港からフェリーで約15分の場所にある大久野島(うさぎ島)へ。約700羽の野生のうさぎが暮らす自然豊かな島で、ゆったりとした時間を過ごせます。

大久野島のポイント:

夕方:竹原温泉で癒しのひととき

旅の締めくくりには、竹原温泉・湯坂温泉などで心も身体もリフレッシュ。宿泊するなら温泉旅館もおすすめです。

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2日目:三原市を中心に自然と歴史を巡る

午前:三原城跡と市街地の歴史探訪

三原駅からすぐの三原城跡は、駅の一部に石垣が残る珍しい城跡。小早川隆景によって築かれた名城の雰囲気が残ります。

おすすめスポット:

昼食:三原名物・たこ料理を堪能

三原名物「たこ料理」は外せません。たこめし、たこの唐揚げ、たこ天などを地元の名店で味わってください。

午後:佐木島または佛通寺で自然と静寂を楽しむ

三原港からフェリーでアクセスできる佐木島は、美しいビーチと里山の景観が魅力の小さな島です。島内でのレンタサイクルもおすすめです。

または、三原市北部にある佛通寺(ぶっつうじ)で、禅の世界に触れながら静かなひとときを過ごすのも魅力的です。

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