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てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)

(かいじょうじえいたいくれしりょうかん )

「海上自衛隊の歴史がわかる史料を展示」、「海上自衛隊の活動に対する理解の促進」、「実物の潜水艦を『見て』、『触って』、『体感する』貴重な体験」をコンセプトとする海上自衛隊の「潜水艦」と「掃海」を展示する史料館です。展示用潜水艦「あきしお」をはじめ、掃海艇や各種の兵器・装備など、実際に使用されていた貴重な資料が展示されています。普段は見ることのできない「現場」を、臨場感豊かに再現しており、訪れる方々に海上自衛隊の活動を体感していただける内容となっています。

日本唯一の実物潜水艦展示

この館の最大の特徴は、日本国内で唯一、実物の潜水艦を展示していることです。屋外に展示されている潜水艦「あきしお」は、かつて実際に海上自衛隊で使用されていた潜水艦であり、その内部を見学することもできます。潜水艦内部の生活や、装備の詳細を見ることができる貴重な機会であり、無料で入館できるため、幅広い世代に人気のスポットとなっています。また、隣接する「大和ミュージアム」とセットでの見学もおすすめです。

海上自衛隊呉史料館の概要

海上自衛隊呉史料館(かいじょうじえいたいくれしりょうかん、JMSDF Kure Museum)は、広島県呉市にある海上自衛隊の広報を目的とした施設で、愛称は「てつのくじら館」と呼ばれています。2007年4月5日より一般公開されており、入館料は無料です。海上自衛隊の歴史や装備、そして掃海活動の紹介が充実しており、さまざまな展示物を通じて、その活動の重要性や役割を学ぶことができます。

展示内容

展示内容は3階にわたっており、それぞれ異なるテーマに分かれています。

1階:海上自衛隊の歴史

1階では、海上自衛隊の誕生から現代までの歴史を紹介しています。模型や映像資料を使い、その設立背景や主要な活動について詳しく説明されています。

2階:機雷の脅威と掃海艇の活躍

2階では、機雷がもたらす脅威とそれに対抗する掃海艇の活動が紹介されています。特に、日本周辺で行われた掃海作業の様子や、その重要性について理解を深めることができます。

3階:潜水艦の活躍

3階は、潜水艦の活躍に焦点を当てています。実物の潜水艦「あきしお」の模型や映像を通じて、潜水艦の役割や日常業務の一端を垣間見ることができます。

展示の目玉:実物潜水艦「あきしお」

この史料館の展示の目玉は、何と言っても屋外に展示されている実物の潜水艦「あきしお」です。この潜水艦は、実際に海上自衛隊で使用されていたゆうしお型潜水艦であり、2004年3月に退役した後、展示用に整備されました。2006年9月には呉史料館への搬入が行われ、その様子は多くのメディアでも取り上げられ、関心を集めました。

「あきしお」の内部も一部公開されており、発令所などの甲板部分に入ることができます。ただし、機密保持のため、一部の機器はダミーに差し替えられています。潜水艦内部の生活や装備を実際に見学できるこの展示は、非常に貴重な体験となるでしょう。

所在地とアクセス

所在地

広島県呉市宝町5-32

海上自衛隊呉史料館は、広島県呉市の中心部に位置しており、アクセスも非常に便利です。隣には「大和ミュージアム」があり、見学の際には両施設を合わせて訪れるのがおすすめです。また、北隣にはショッピングセンター「ゆめタウン呉」もあり、観光の合間にお買い物を楽しむこともできます。

アクセス方法
電車でのアクセス

JR呉線「呉駅」からは、ペデストリアンデッキを使って徒歩約5分で到着します。特に、ゆめタウン呉の営業時間内であれば、店内を通り抜けることで大和ミュージアムまで直線的にアクセスできるため、非常に便利です。営業時間外の場合は、入り口手前の階段やエレベーターを使用して地上に降り、少し遠回りをする必要があります。

フェリーでのアクセス

呉中央桟橋からは徒歩約1分で到着します。フェリーを利用する観光客にとっても、アクセスは非常に良好です。

自家用車・バイクでのアクセス

自家用車やバイクを利用する場合も、広島市内や周辺地域からのアクセスが良好です。以下のルートを参考にしてください。

Information

名称
てつのくじら館(海上自衛隊呉史料館)
(かいじょうじえいたいくれしりょうかん )

呉・江田島

広島県