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世羅町

(せらちょう)

世羅町は、広島県のほぼ中央に位置する町で、自然豊かな農業地帯として知られています。主な特産品には、マツタケ、梨、トマト、米などがあり、これらの農産物は全国的にも評価されています。特に、松きのこ(シイタケ)の栽培が発祥した地としても有名です。また、観光農園や地元の農産物販売所が多くあり、6次産業化が進んでいる町でもあります。スーパーやコンビニエンスストアでも地元産のワインなどが手に入るため、地域の特産品を楽しむことができます。

自然が豊かなこの町では、多くの絶滅危惧種が生息しており、環境保護にも力を入れています。また、駅伝の強豪校として知られる広島県立世羅高等学校があることから、「駅伝のまち」としても有名です。町内には駅伝の神様とされる韋駄天(いだてん)が祀られている修善院があり、多くの人々が参拝に訪れます。

観光スポット

夢吊橋

世羅町の豊かな自然を生かした観光名所の一つに夢吊橋があります。美しい景観を楽しめるこの吊橋は、世羅の自然を満喫できる人気のスポットです。四季折々の自然が織りなす風景は、訪れる人々を魅了します。

農園・観光農園

世羅町は、多くの農園や観光農園を抱えており、季節ごとの収穫体験や花見を楽しむことができます。観光農園は、世羅町の魅力を十分に感じられる場所として、多くの人々に愛されています。

公園・庭園

世羅町には、自然を感じられる美しい公園や庭園も多数あります。

温泉

世羅町には、地元の人々や観光客に人気の温泉もあります。

神社仏閣

歴史的な神社仏閣も世羅町の見どころの一つです。

遊戯施設

子どもから大人まで楽しめる施設も充実しています。

展望台

美しい景色を一望できる展望台もあります。

農産品販売所

世羅町の特産品を購入できる販売所も数多くあります。

その他の観光スポット

祭事・行事

世羅町では、地域の伝統を感じられる祭りや行事も多数行われています。

名産品・名物

世羅町の名産品は多岐にわたり、訪れる人々に新鮮な食材や特産品を提供しています。

世羅町の商業と交通

世羅町は約2万人の人口を持つ小さな町ですが、交通の結節点としての役割を果たしているため、町の中心部には大型のスーパーや家電量販店、ホームセンターなどが集まり、備後地方中部の商業の中心地となっています。また、町内の高地部は夏場でも比較的涼しいため、避暑地としても注目されています。広島中央フライトロードの一部開通や尾道自動車道世羅ICの開通により、交通の便も改善され、多くの観光客が訪れています。

気候面では、降雪や台風などの自然災害が少なく、日照量が安定しているため、町内にはメガソーラー発電所が設置されています。この安定した自然環境は、地域産業の発展にも貢献しています。

世羅町の地理

河川

世羅町内には分水嶺があり、雨水や湧水が瀬戸内海と日本海に流れ込む重要な河川が存在します。特に有名な河川には以下のものがあります。

世羅町は山々に囲まれた自然豊かな場所で、多くの山があります。特に以下の山々が有名です。

世羅町の歴史

世羅町の歴史は古く、かつて大和王朝が吉備国を征服した際に、世良彦命が地方長官に任命され、この地に派遣され統治を行ったことが町の始まりとされています。平安時代には、今高野山龍華寺を中心に町が栄え、芦田川流域は「大田庄」と呼ばれ、備後国随一の穀倉地帯として知られていました。この地域の米は紀伊国高野山に納められ、瀬戸内海を経由して尾道に運ばれるなど、経済的にも重要な役割を果たしていました。

江戸時代には、大森と尾道を結ぶ「石見銀山街道」の宿場町として発展しました。その後、1889年4月1日に市町村制が施行され、現在の世羅町の基礎が築かれました。2004年10月1日には世羅郡世羅町、甲山町、世羅西町が合併し、新たな世羅町が誕生しました。

交通機関

鉄道

世羅町には、西日本旅客鉄道(JR西日本)の福塩線が走っており、町内には「備後三川駅」があります。これにより、広島市や福山市へのアクセスが便利です。

高速バス

高速バスは「ピースライナー」が運行しており、広島バスセンターや新白島駅などから世羅町までの便があります。また、「きんさいライナー」など、福山方面へのバスも運行されていますが、一部は運休中です。

路線バス

中国バスや十番交通など、地域内を結ぶ路線バスも充実しており、尾道、三原、三次などの主要都市へもアクセスが可能です。観光シーズンには「せら農園花めぐりバス」も運行され、世羅町内の観光農園やフラワーパークを巡るツアーが楽しめます。

Information

名称
世羅町
(せらちょう)

三次・世羅・庄原

広島県