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庄原市

(しょうばらし)

庄原市は、広島県の北東部に位置する美しい自然に恵まれた市です。2021年10月時点で、全国の市町村の中で13番目の広さを誇り、近畿以西では最も広い面積を持っています。その広大な土地には、豊かな自然環境や美しい景観が広がっており、多くの観光名所があります。

公園

庄原市には、訪れる人々を魅了する素晴らしい公園が点在しています。

国営備北丘陵公園

国営備北丘陵公園は、広大な敷地を有し、四季折々の花々が楽しめる公園です。特に春には桜やチューリップが美しく咲き誇り、家族連れやカップルに人気のスポットです。

庄原上野公園(日本さくら名所100選)

庄原上野公園は、日本さくら名所100選にも選ばれている桜の名所です。春には公園内がピンク色に染まり、多くの観光客が訪れます。

休暇村吾妻山

吾妻山は、美しい自然に囲まれたリゾート施設があり、登山やハイキング、季節ごとのアウトドア活動が楽しめます。

かんぽの郷庄原

温泉や宿泊施設を備えたリゾート地で、庄原市の美しい自然を堪能しながら、心身をリフレッシュさせることができます。

鮎の里公園

鮎が生息する清流を楽しめる公園で、川釣りやバーベキューなど、自然と触れ合う体験ができます。

ほたる見公園

夏にはホタルが飛び交う幻想的な風景が楽しめる公園で、家族連れにも人気のスポットです。

アウトドア

庄原市はアウトドア好きにも嬉しい施設が充実しています。特にスキー場やキャンプ場が多数あり、冬から夏にかけてのアクティビティが満載です。

スキー場

冬には美しい雪景色が広がり、スキーやスノーボードが楽しめるスキー場が多数あります。

キャンプ場

夏には家族や友人と一緒にアウトドアを楽しむことができるキャンプ場が揃っています。

帝釈峡

庄原市の代表的な観光スポットである帝釈峡は、美しい渓谷で、四季折々の自然を楽しむことができます。特に秋の紅葉シーズンは多くの観光客で賑わい、紅葉が彩る渓谷の風景は絶景です。また、雄橋(おんばし)は、天然の石橋としては日本最大級で、その雄大な姿は圧巻です。

比婆山

比婆山は、広島県と島根県の境に位置する山で、古くから信仰の対象として崇められてきました。比婆山の登山道は整備されており、初心者から上級者まで楽しめるコースが揃っています。山頂からは中国山地の美しい景色が一望でき、自然を満喫したい方におすすめのスポットです。

神竜湖

神竜湖は、帝釈峡の一部にある湖で、美しい景観が広がる観光名所です。湖畔ではボート遊びや釣りを楽しむことができ、周辺には遊歩道が整備されているため、散策やピクニックにも最適です。また、湖の周辺にはカフェやレストランもあり、自然を眺めながら食事を楽しむことができます。

温泉

庄原市は豊富な温泉地でもあり、リラックスした時間を過ごすことができます。温泉に浸かりながら、疲れを癒やすことができる癒しのスポットです。

祭事・催事

庄原市では、伝統的な祭事やイベントが年間を通じて開催され、多くの観光客や地元の人々で賑わいます。

比婆荒神神楽

1979年2月3日に国の重要無形民俗文化財に指定された「比婆荒神神楽」は、この地域の神楽文化を象徴する存在です。

比婆斎庭神楽

1959年1月29日に県の無形民俗文化財に指定された「比婆斎庭神楽」は、庄原市の長い歴史と深く関わっています。

庄原よいとこ祭

毎年8月に開催される「庄原よいとこ祭」は、地元の人々が一堂に会し、賑やかに行われるお祭りです。

地場産品・土産品

庄原市では、地元ならではの特産品が数多く販売されています。観光のお土産にもぴったりな名産品をご紹介します。

郷土文化

庄原市には、古くから受け継がれてきた伝統的な郷土文化が数多く残っています。特に、農業や和牛飼育が盛んな地域ならではの信仰や風習が今なお伝承されています。

ワニ料理

庄原市では、サメを「ワニ」と呼び、ワニ料理が家庭で親しまれています。特にお祝い事や祭りの際には、ワニの刺身が食卓に並ぶことが一般的です。

荒神信仰・大仙信仰

庄原市では、農業や牛馬の飼育に関連する「荒神信仰」や「大仙信仰」が深く根付いています。特に「比婆荒神神楽」や「比婆斎庭神楽」として、今も地域の文化として受け継がれています。

地理

庄原市は中国山地の一部に位置しており、壮大な山々や清流が市内を流れています。代表的な山々には、葦嶽山(815m)、吾妻山(1239m)、猿政山(1268m)、比婆山(1264m)、道後山(1269m)などがあります。これらの山々は四季折々の美しい風景を見せ、登山やハイキングの名所としても知られています。

湖沼・川

市内には、西城川、比和川、神野瀬川などの川が流れており、湖沼では神竜湖や国兼池などの美しい景色が広がります。特に神竜湖は帝釈峡にある観光スポットで、湖を囲む絶景が訪れる人々を魅了します。

気候

庄原市は、西日本で最も気候が寒冷な地域の一つとされています。特に市の北部(旧西城町・旧東城町・旧口和町・旧高野町・旧比和町)は豪雪地帯に指定されており、毎年冬には豪雪が見られます。特に高野地区では、降雪量が5mにも達することがあり、2005年には166cmの積雪を記録しています。市街地でも20cmから30cmの積雪が毎年見られ、冬季にはスタッドレスタイヤが必要です。

気温に関しても寒冷で、1月の平均気温は庄原市街地で1.0℃、市北部の高野では-0.5℃と、厳しい寒さが続きます。また、1991年2月には高野で-18.5℃という観測史上最低気温を記録しました。冬は特に放射冷却現象が強く、冷え込みが厳しくなります。夏は暑く、最高気温が38℃に達することもありますが、夜間は比較的涼しく過ごしやすい日もあります。

経済と産業

主な産業

庄原市の経済は主に農業と鉱業に支えられています。特に、勝光山ではろう石、カオリナイト、石灰石の採掘が行われており、その量は全国有数です。また、旧東城町地域では石灰鉱山があり、建設資材や工業原料として重要な役割を果たしています。

交通

庄原市は広島県北部に位置しており、公共交通機関も充実しています。市内を走る鉄道路線は西日本旅客鉄道(JR西日本)の芸備線で、主要駅には備後庄原駅があります。また、都市間を結ぶ高速バスも運行しており、広島市と庄原市を結ぶ便が便利です。

鉄道路線

庄原市内の主な鉄道路線は、JR西日本の芸備線で、備後庄原駅、東城駅、比婆山駅などが主要駅となっています。特に観光客にとっては、帝釈峡や比婆山へのアクセスに便利な路線です。木次線も一部が市内を通っており、観光やビジネスでの移動に利用されています。

バス路線

庄原市内では、備北交通が運行する路線バスが各地域を結んでおり、日常の移動手段として利用されています。都市間高速バスも運行しており、広島市や出雲市との間を結ぶ便があり、遠方からのアクセスも便利です。特に、広島市と庄原市を結ぶ高速バスは多くの観光客やビジネス利用者に利用されています。

庄原市は、美しい自然と豊かな文化が共存する魅力あふれる地域です。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

Information

名称
庄原市
(しょうばらし)

三次・世羅・庄原

広島県