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広島市植物公園

(ひろしまし しょくぶつ こうえん)

広島市植物公園は、広島県広島市佐伯区倉重に位置する都市公園(植物園)です。この公園は公益財団法人広島市みどり生きもの協会が指定管理者として管理・運営しています。

概要

広島市植物公園は1976年(昭和51年)11月3日に開園しました。敷地面積は18.3ヘクタールで、広島市の中心部と宮島の中ほどに位置する佐伯区倉重の高台にあり、瀬戸内海を望む景観を楽しむことができます。

園内には、シンボルである大温室をはじめ、サボテン温室、展示温室、熱帯スイレン温室、ベゴニア温室、フクシア温室、栽培温室など、多様な植物を育成・展示する施設が整備されています。また、展示資料館、芝生広場、カスケード、花の進化園、樹木観察園などもあり、訪れる人々に四季折々の植物を楽しんでいただける空間となっています。

広島市植物公園では、約11,650品種、234,600本の植物が栽培されており、植物に関する研究や保存活動も行っています。ここはまさに「植物のテーマパーク」として、大きな植物、珍しい植物、変わった植物、人気の植物など、あらゆる植物が集まる場所です。訪れる人々にとって「癒しの空間」であると同時に、絶滅の危機に瀕している野生植物の保護や、失われつつある往年の名花の収集と保存、伝統の園芸文化の継承など、重要な役割を担っています。

植物のコレクション

オーストラリアバオバブ

2017年10月に、西オーストラリア州カナナラから約11,000kmの距離を経て、1本のオーストラリアバオバブが広島市植物公園の大温室に運ばれました。幹の直径は最大2m、重さは7トン(堀り上げ時)、推定樹齢400年と、日本で植栽されているバオバブとしては最大の大きさを誇ります。

バラ

広島市植物公園のバラコレクションは、多数の貴重な品種を収集・展示している点で注目されています。特に、「アーリーモダンローズ」「オールドローズ」「世界から集めた野生種」「広島に寄贈されたバラ」の4つのグループが特徴的です。新しい品種の登場により、過去の園芸品種は忘れられる運命にありますが、野生種や歴史的に重要な品種の保存を通じて、遺伝資源の保護や園芸文化の継承に努めています。

その他のコレクション

季節ごとの見どころ

春(3〜5月)

春の季節には、園内で様々な植物が見頃を迎えます。

夏(6〜8月)

夏の季節には、色鮮やかな花々が楽しめます。

秋(9〜11月)

秋の季節には、紅葉や秋の花々が見頃を迎えます。

冬(12〜2月)

冬の季節には、寒い季節に咲く花々が楽しめます。

通年

通年で楽しめる植物も多く、球根ベゴニア、熱帯性スイレン、オンシディウム、バナナ(花と実)、アブチロン、アンスリウム、カカオ(実)、コエビソウ、バンダ、ブーゲンビリア、フクシア、ハイビスカスなどが展示されています。

アクセス

広島市植物公園へのアクセス方法は、広島市中心部から公共交通機関を利用することで簡単に訪れることができます。四季折々の植物の魅力を楽しむために、ぜひお越しください。

Information

名称
広島市植物公園
(ひろしまし しょくぶつ こうえん)

宮島・広島市

広島県